前回の話の続きです。
『terihaeru』との出会い
『terihaeru』
textileをもう1度やりたいと思うようになり、
0からやり始めようと思いました。
再就職、機屋さん、現場に入る事、色々悩みました。
そんな中、terihaeruというtextileブランドを立ち上げ活動している方の話しを聞き、
ちょうどイベント中とのことで、ご本人と商品に会いに。
商品を見た時のこと今でも忘れられないです。
色々な意匠糸が使われた織物
スパンコールやラメ糸、その糸とカラフルな色が織りあった生地
その意匠糸がカットされていることで、より立体的で目を引く織物
こんな複雑な糸が機械で織れる事に感動しました。
terihaeruご本人とお会いする事も出来ました。
意匠糸は縦糸だという事にも衝撃を受けました。
(意匠糸は切れやすい繊細な糸だったり、凹凸のある糸の場合、開口が開かなかったりする為)
それから彼女のお手伝いをさせて頂いている中、
信念、思い、強さ、の話しを聞き、
強く心を打たれました。
『古い機械を使って新しいものを作る』
この思考も本当に共感した部分でした。
あの意匠糸を使った面白い生地がずっと頭に残っていました。
ずっと作りたかった物、理想がそこにはありました。
ションヘル織機の事、
産地の事、
textileの事、
terihaeruの思いの事、
機屋さんや作り手さん、現場を大事にしている事、
そして、自分を振り返った時、
自分が未熟だった事に気付かされました。
同じ繊維業でもインテリアとアパレルの違いなのか、、、
無知な自分を恥じました。
私はちゃんと出来ていなかった
現場の本当の大変さの事
現場の人のアイデアと自分のアイデアで一緒に作り上げる事
横の繋がり、縦の繋がり、人の繋がりの事
現場の声を聞いて言葉で理解していても
体感する事や現場を見ているようでちゃんと見ないと分からなかった事
これからは、そんな事を理解したいと思いました。
生地を作る事でとても大切な事。
初心に返る事
手織りから
織り方、組織、素材
思い出しながら
もう一度勉強し直して
縫製も自分で
縫いにくい事
現場の大変さの事
商品を売る事
商品アピールや宣伝
一番苦手な事
でもやらないといけない大事な事
今までは営業さんがいてくれたり、管理してくれたり
現場では機屋さんに依頼したり、縫製してくれたり
生地を検品してくれたり、商品を販売してくれたり
1人でやって見て感じる事
みんな本当にスペシャリストな事
色々な人が関わっている事
textileを通じて色々自分も分かった事
肩書きとかではなく
作る事で色々わかる事
何ものでもなくても良い事
上記の出来事がありmgmを作るきっかけになりました。
縦と横で繋がってみんなが恵まれますように、、、
今回、彼女に相談してterihaeruのパターンで少し
生地を織っていただきました。(横糸の意匠糸は自分持ち込みで)
現場に行かせてもらい、糸の状態、テンションの違いで
巻き取れない事、出来上がりの生地を見て
改めて織りにくかったんだろうなと、、、
その中でやってくれていて、改めてこの生地を大切したいと思いました。
まだまだ、自分の力がないけど、
コツコツと少しづつ
作ってくれた方に
手を差し伸べてくださった方に
自分と関わってくださった方に
アドバイスをくださった方に
少しづつ恩返しをしたい。
そしてこれから自分の商品で手にしてくださる方が
少し変わった生地を手にして、
個性を感じられるように
自分らしさを感じらるように
terihaeru依頼生地 「田植え」仮
